部屋の広さを「何帖ですか?」と聞いてはいけない

部屋の広さ

住宅展示場で広さを確認する時

住宅展示場で部屋の広さを確認する方がいます。

これは部屋に入った瞬間『狭い…』と感じた人が、確認のために聞いてくる事があるのです。

みなさん畳の枚数で確認してきます。

一番分かりやすい目安になるからでしょう。

しかし、これが原因で落とし穴にはまります。

「6帖です」と言われて、狭いと感じたのが自分の錯覚だったと思ってはいけません。

畳の大きさについて

建築には、1間(いっけん)という単位があります。

間取りを組む時、方眼紙などを使って描いていきます。

方眼紙のマス2個分の長さが一間。

畳の長い方の一辺が、一間と考えてください。

そのまま方眼紙のマス2個分を囲むと、畳1枚分になります。

 

実際には壁の厚みなどが付くので、あくまでだいたいの考え方と捉えてください。

1間とは何㎜なのか

1間というのは一体何㎜あるのか。

実は、ここが落とし穴なのです。

 

木造建築では、1間が1820㎜に設定している会社もあれば、1900㎜または2000㎜に設定している会社もあります。

同じ畳でも、2000㎜と1820㎜では18㎝の誤差が出ます。

1間が1820㎜であれば、畳は1820㎜×910㎜

1間が2000㎜であれば、畳は2000㎜×1000㎜

これを部屋として考えると、8帖の場合なら2間×2間となり

2000㎜×2間=4000㎜

1820㎜×2間=3640㎜

となり、36㎝の差となってしまいます。

幅も奥行きも36㎝ずつ、小さいのです。

かなりの差ですよね。

 

また鉄骨造やRC造(鉄筋コンクリート)になると、また独特です。

工業住宅などでは1間という単位が当てはまらない事があり、畳の大きさも、縦と横で1:2の比率にはなっていなかったりします。

しかも、1枚ずつの畳が形状が違ったりする。

その空間の広さに合わせて畳を合うように作って敷いているのです。

マンションなどのRC造も同じで、その空間の形に合わせて畳を敷いています。

そのためマンションなどは、極端に小さい750㎜×1500㎜などというサイズも存在します。

畳のサイズに規定などない

そう、結局のところ畳のサイズ自体に決まった規定などないのです。

あくまでも、部屋の形に合わせて畳を製作して敷くというのがホントのとこ。

だから、畳の枚数で「何帖ですか?」と聞くとだいたいの返事を貰ってしまう事になります。

部屋の広さの確認方法

展示場の部屋の広さで納得いったのであれば、特に確認する必要はありません。

「このくらいの広さがあればいいわ。これで6帖なのね」

こう思ったなら、そのまま間取りプランを依頼して話を進めてください。

 

「何か狭い」そう感じたのであれば、今住んでいる自宅の和室の柱間のサイズを測ってみてください。

柱の真ん中から柱の真ん中までを計測し、その数値を2倍すれば1間幅が出せます。

展示場でも1間がいくらで作られているのかを確認してみましょう。

そうすれば、広さの差が明確に分かると思います。

部屋が狭いのはイヤ

やはり以前住んでいた家より小さくなってしまうのは嫌だと思う人もいると思います。

その場合は今住んでいる家の一間幅を伝え、同じにしてもらえるように頼めば応じてもらえると思います。

木造は問題なく1間幅を変更できます。

 

しかし、規格物を販売しているメーカーや、鉄骨・RCに関しては、自由が効くかどうかは分かりません。

少し難しいかなとも思います。

その辺は、業者さんに確認してみてください。

注意する事

1間幅を広くすると、家全体がその間隔で仕上がるため、家全体の面積が大きくな事も考慮してから依頼するようにしてください。


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