東西南北の方角の見方って考えようによっちゃ難しい

東西南北

家を新築するとなると東西南北という方角を考慮する事が大事になってくる。

この東西南北の見方に落とし穴がある事に最近気づきました。

 

方角って基準があって初めてあるんです。

私の言っている事意味分からないでしょ?

難しいんです。

私も理解するのに時間が掛かりました。

家を建てる時、家を中心に考える人は固定概念を持ってしまっている可能性があります。

まず頭を柔らかくする事から始まるかも。

 

考え方の柔軟な人は言われなくても分かってるかも知れないけど…。

実例

ある時、現場でお客さんからこう聞かれました。

「アジサイを植えたいんですけど、北に植えたらいいんですよね?」

そう聞かれて、私は「はい」って言ったんです。

 

すると一緒にいた造園業者さんが慌ててこう言い直したんです。

「北じゃなくて、あじさいは日陰です」

お客さんも私も頭の中が「?」ってなった。

 

どこにアジサイを植えればいいのか知りたいお客さんは、「北じゃなかったら…西?」って質問しました。

すると業者さんは「北でも西でもなく、日陰です」って。

私もお客さんも頭がクルクルしてしまっているのが、顔に出ていた。

『アジサイは北』というのは有名ですよね。

『…都市伝説なのか?』

 

そんなクルクル状態の私とお客さんを見兼ねて業者さんが、客さん家の北側の庭に連れていって説明してくれたんです。

「お客さん家の北側の庭がこんなに広くなければ、『はい』って言って終わらせたんだけどね~」

って言いながら。

 

「家の北側と敷地の北側じゃ、『北』じゃなくなるの」

これまたややこしい事をおっしゃる。

家の外壁に近づいて行くと「ここは日陰でしょ」

今度は庭の真ん中まで行くと「ここ日なたでしょ」

「うん、うん、日が当たってるね」

 

「家の北側だからって、南からの日差しが当たる場所はあるのよ」

「これと同じ事で、家の南側が日当たりが良いからって、敷地の南の端に木を植えてしまって塀の影に植えちゃう人もいるの」

「木を植える時は、東西南北じゃないの。日なたか日陰」

 

なるほど~。

私もお客さんも納得、納得。

分かったかな?

家の北側にアジサイを植えると日陰になるけど、庭の北側に植えると日なたになる。

もう少し分かりやすく別の表現で説明すると、

南側が日当たりが良いから敷地の南側に木を植えると、その木はブロック塀の北側に植えられてしまった事になって日陰になる。

こういう事。

その場所は家の南側だけど、塀の北側という位置にある。

 

これで頭が混乱してしまうのは、頭の中のイメージに家が存在するから。

庭だけを想像してみるといい。

その敷地の真ん中に立ったとしましょう。

 

正面は『北』

そうすると右側は『東』

そして左側は『西』になります。

 

その状態で右に1m移動してみましょう。

移動した分の1mは、さっきまで『東』と位置付けられていたはずなのに、今度は『西』になりますよね?

敷地の一番右側の境界線まで移動していくと、自分の庭に『東』は無くなります。

 

どういうこっちゃ?

どういう事かというと、自分が勝手に基準を自分と決めちゃってるだけの事。

アジサイの時は、勝手に家を基準にしちゃってたって事。

方角の基準は自由自在に決められるって事。

実は明確な基準なんかないんだって気づくと、頭がスッキリするのだ。

 

スッキリしたかな?

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