リビングを吹き抜けにしたらそりゃ寒いでしょう

リビング吹き抜け

リビングに吹き抜けを作るとデメリットだらけ

吹き抜けに憧れている方は多いです。家を建てる方の半数以上は吹き抜けを希望しています。

リビング吹き抜け
リビング吹き抜け

依頼を受けた建設会社に止められる事もあります。

なぜかというとデメリットだらけだからです。



リビングを吹き抜けにしたがる理由

リビングを吹き抜けにしたがるのは、雑誌やテレビなどでそういったデザインを見ておしゃれで開放的だと感じたのだろうと思います。

また、モデルハウスに吹き抜けが設けてあったのを見て、良いデザインだと思ったのでしょう。

モデルハウスで吹き抜けを設ける理由というのは、一望できるようにするためなんです。あのようなデザインはある意味、見せるための家を作った結果。そして吹き抜けが人気があるからつけているというのもあります。吹き抜けを設けたデザインのモデルルームを見たお客さんはそのハウスメーカーで購入しようとしますし、ロフトの設けてあるモデルハウスにはロフトを欲しがるお客さんが家を依頼してきます。そのため、客引きには吹き抜けが欠かせないとも言えます。それほど、吹き抜けは人気があるのです。

吹き抜けを設けるというお客さんに吹き抜けをつける事のデメリットを伝えても、憧れの方が強くつけてしまう人が多いのです。そして結果として「寒い。」となる。でも、クレームになるような事はないんです。憧れを優先してつけたのが自分達だから。

また、吹き抜けを設けると高さのある窓を連窓にして付けたりします。それを、温室のようで温かいのではと勘違いしてしまうようです。多分、植物を育てる温室のようになると考えているのだろうと思います。

でも、それは勘違いなんですね。温室は屋外にある植物をガラス張りの室内に入れると温かいのであって、吹き抜けの窓は室内の壁部分をガラスにしてしまうので断熱性能を下げてしまうのです。
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吹き抜けを設けると寒い理由

12帖のリビングに吹き抜けを設けると床面積は12帖のままですが、体積は24帖分ある事になります。そのためエアコンは12帖用では間に合いません。パワーのある高額なエアコンを購入する事になります。そしてエアコンをつけて部屋を暖めても温かい空気は全部上に上がってしまい足元は冷たいままになります。床暖房もつけなくてはいられなくなるでしょう。

背の高い連窓も寒さの原因に拍車をかけます。壁よりガラス窓の方が断熱性は劣ります。

それから天井。従来あるはずの1階部分の天井をとり2階部分も梁見せにして天井をとってしまいます。天井裏の空間というのは、断熱のためにあります。それを排除したデザインというのは、暑さ・寒さがダイレクトに伝わってきます。

吹き抜けは断熱性能を全て捨ててデザインに走ってしまったものなんです。


吹き抜けは他にもデメリットがある

吹き抜けをつける理由に開放的という理由があります。

確かに開放的なのですが、他の部屋との天井高の差が大き過ぎてしまい、吹き抜けのある部屋を出ると天井が低いような錯覚に落ち圧迫感を感じるのです。天井が通常よりも低く思えてしまうのです。

天井高が普通の場所から吹き抜けの部屋に入るとパァーと開放感を感じます。その逆に吹き抜けの部屋から天井高が普通の部屋に行くと天井がズーンと落ちてきたような嫌な感じを受けます。

この現象は吹き抜けのある部屋にいる時間が長いほど、高い天井に慣れてしまい感じやすくなります。モデルハウスの中をウロウロしている時などは感じにくく、住み始めてから感じる事になります。

 

それでも吹き抜けが欲しいなら

やはりどうしても吹き抜けへの憧れが捨てきれない人も多いと思います。

その場合は、玄関ホールなど居室ではない所に設けるのがいいでしょう。

吹き抜けは付けてしまうと、その家の住人は慣れてしまいあんなに憧れていた吹き抜けに感動しなくなります。でも、玄関に吹き抜けを付けると訪れた人が、感動してくれます。

「素敵な家ですね。」と褒めてもらえて、いつまでも嬉しい気分を味わえます。


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