ふすまや障子のシミの原因

ふすまのシミ

ふすまのシミ

ふすまにいつの間にかシミが出来てしまったという方は多いと思います。

実はこの現象、クレームが多い事例なのです。

自分は何もしていないのに、勝手に大きなシミが出来てしまったため、業者側の製作ミスだとおっしゃる方が多いのです。

障子紙にも同様のシミが付く事がありますが、クレームは少ないようですね。

太陽光で色あせしたと思っているのかな。

 

このふすまのシミというのは、実は住んでいる人の不注意で出来てしまいます。

原因は湿気。


ふすまのシミの正体

ふすまのシミの正体は『カビ』です。

黒くないので『カビ』に見えないかも知れません。

このカビは多分、ユニットバスやキッチンなどに発生する、ヌメヌメピンクカビと同じ種類ではないかなと思います。

 

湿気を発生させた覚えがないと思います。

みなさん思い当たる節はないと考え込みます。

 

カビが生えるのはその日に生えるわけじゃないんですね。

数日経ってからジワジワと広がっていって、目に見えるようになるのです。

ふすまのシミの原因

ふすまのシミの原因はほとんどがこれです。

シミが出来る数日前にやっているはずです。

  • 焼肉

他にストーブの上にヤカンをかけっぱなしにしていたり、キッチンに近くて湿気が流れてくるような場合もシミができやすい環境と言えます。

 

冬場の鍋物や夏場の焼肉。これを部屋を閉め切った状態でやってしまうと湿気がふすまや障子に染み込むのです。

鍋や焼肉から出る水蒸気はただの水ではありません。だって臭いがあるでしょう?

臭いがあるという事は、色々な物質が含まれた水分なのです。

食べ物の物質が含まれた水分が染み込んだら、当然カビが生えますよね。

カビが生える理由

ふすまや障子は『紙』や『布』で出来ています。

とても水分を吸収しやすいのです。

部屋の中を見渡してみましょう。

床はフローリング、壁や天井はビニールクロスと水分は吸収しないような素材で出来ていると思います。

締め切った状態で鍋物をして流れ出した湿気は行き場を失い、唯一吸収性のあるふすまや障子に全て吸収されてしまいます。

極端な言い方をすれば、鍋の煮汁をコップ1杯すくい上げ、ふすまめがけてぶっかけたのと同じ事。

カビが生えてくるのは当然だと思いませんか?

シミを防止するには

シミが出来ないようにするためには、『換気』を行なってください。

鍋や焼肉を行う場合には、湯気が流れるように窓を10㎝ほど開けておくと大丈夫です。

ただそれだけで、シミが発生するのは防止できます。

たった1回この換気を忘れただけで、シミが出来てしまう事もあります。

シミができてしまったら

これは、基本的に張り替えになると思います。

水ぶきなどをすると、素材が紙のためますますダメになってしまいます。

紙や布の繊維にカビが発生してしまっているので、一度シミがついてしまうと張り替えと考えておいて下さい。

 

また張り替える際は、シミができた1枚だけでは済まない場合が多いです。

同じ柄が無い場合があるのです。

その柄が手に入らないというのではなく、ふすま紙というのはモデルチェンジが激しいのです。

要するに数年で廃盤になっている場合が多い。

 

それともう一つの理由が、日焼け。

同じ柄のふすま紙があったとしても、日焼けして黄ばんでいるため、全部取り替えないと色合いが違うという事態になってしまいます。

よくある勘違い

ふすまのシミを見た人がよく勘違いするのが、ふすま戸に使われている材料の木から水分が染み出てきていると思われる方が多いようです。

この勘違いで大クレームを起こし、製作会社含めて実況見分というのが過去に数回ありました。

建設会社・製作会社・お客さん立ち合いの元、ふすま紙を剥がして確認という事態を生んでいます。

これで毎回なのですが、お客さんが平謝りという事態になってしまいます。

 

ふすま紙の張替というのは、数千円の事です。

この数千円を払いたくないという気持ちが強く働くのか、業者をかき集めてこのような事をしてしまうと、自分が居た堪れないような事態を招いてしまうので注意してください。

 

基本的に家というのはメンテナンスを行いながら住むものです。

特にふすまや障子は、張り替えながら使います。

専門の業者さんに頼めば簡単に張り替えてくれます。

黄ばんだりシミができたら、考え込まずにさっさと張り替えましょう。


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