自慢したくなる家

自慢したくなる家を欲しがる人

自慢したくなるような家というと、自分たちにとって理想的な家だと思うでしょう。

しかし、自慢したくなる家を欲しがる人というのは、人に自慢するための家を作ろうとしている人。

人に自慢するための家は、自分達が必要としている家ではありません。

人が欲しがる家なのです。

 

自分が必要としているものよりも、人が欲しがるものを優先してしまいます。

自分が必要としているものと、人が羨むものというのは、全くの別物。

必要性の無いものを、通常家に取り入れる人は少ない。

だから、人の持っていない物は羨ましいのです。

羨ましいものは、必要ない物という場合が多い。

結果として必要なくなる

自慢するための家を建てようとする人は多くいます。

しかし、それを制止する建設会社も多い。

なぜなら、その人の予算が欲望に全然足りていないから。

欲望がはち切れんばかりにあるにもかかわらず、予算が用意できないってのも…かなりカッコ悪いと思いますが。

 

そんな中でも強行する人も多く、無理して住宅ローンを組んでまでも、自分の理想を叶えようとしたり、酷い場合には、必要な物を諦めて必要のない物を付けてしまう。

こういう人はとにかく多く、悶々と抱え込んでいた夢が暴走して、判断能力を失ったとしか思えない。

 

一見、必要もないような物を欲しがる人というのは、仕事を引き受ける側の建設会社にとって、カッコウの獲物であり上客に思えるだろう?

でも、違う。

金も無いのに、夢ばかり聞かされ、自分の身の丈も分かっていないような夢物語につき合わされて、時間と労力のムダという仕事をやらされてしまう。

金もロクすっぽ用意していない人に、時間ばかり掛かけるのは、金を用意して家を建てようとしている他のお客さんの邪魔になる。

これ現実に、理想ばかり追いかけている人に、時間も労力も奪われてしまって、現実を見据えた人の家の計画に悪影響を及ぼしているのだ。

こういう真似は、止めていただきたいものだ。

 

こういう行為を働いてまでも、自分の夢を家に取り入れた人が結果としてどうなったかと言うと、

「あんなのいりませんでした」

「使ってません」

平然と、こう来るからな。

この人をあやすのにかかった時間と労力を思い出すと、ほんといい加減にしろよなって思う。

自慢できる家を作る設計士は要注意だな

こんな設計士に担当されたら嫌だなぁ~という人が、結構います。

人に自慢するための家を作ってしまう設計士です。

マンションにしか住んだことがないような設計士も多く、一戸建ての想定に自分の想像が及ばないっぽい。

 

賃貸ビルに会社を構えた、マンション住まいの設計士。

なんかもう…想像で家作ってるだろみたいな。

怖い怖い怖い…。

 

現実にお客さんが現実的な要望をいくら伝えても、その要望を聞き入れず付き通してしまう傾向がある。

プレゼン用の家の3Dパースで、庭木を植えさせるとよく分かるのだ。

道路から見てカッコイイ庭を作る。

住人が窓から見ても、まともな庭になっちゃいないという庭木の植え方。

家を外からしか見た事ない人の典型思考。

見せるための家で、住んで過ごすという事が頭にないっちゅう。

 

若いデザイナー気取りのサラリーマン設計士なんて、自分の空想を他人の家で叶えようとし始めるから厄介だわ。

「なんかやってやろう」

「上司に褒められよう」

「周りの人の反応が欲しい」

こんな感情が元で家を作ってくれちゃうから。

顧客の反応を無視して、自社の上司の評価や周りの社員の目を気にしているような者は多いのだ。

客の現実を見据えた要望を無視して、デザイナー気取りの空想を押し通す者もいる。

 

営業マンなども、営業マン同士で自分が担当した物件を自慢したり、上司に褒められたりという事に目がないため、変な家を提供する事に尽力を注ぐ者が多い。

営業と設計士がこういう空想めいた家を提供するダブルパンチあった場合は、そのハウスメーカーから逃げる事をお勧めする。

 

一番最悪の相性は、

現実的な家を希望するお客さんに、自慢するための家を提供する営業マンや設計士だと思う。

この手の担当者に当たってしまった場合は、言っても理解できない事も多いため、逃げましょう。

誰もあんたの家なんて見てない

最近は、家の上棟式で餅投げなんてしている人はいない。

地鎮祭すら、しない人も増えてきている。

完成して、近所の人に家を披露するなんて感覚は昔の感覚なのかもしれない。

 

昔の人は家を他人に披露して、人を家に招き入れるのが風習だったわけ。

これ、自慢したがりという風に捉える人もいるだろうが、家を建てるのに近所の人が協力してくれた事に対して「出来上がりました!」という意味合いで披露するのです。

まぁ、自慢するのも兼ねている。

 

最近は、構造見学会や完成見学会などに協力してくれない人も多く、見せたくない見せるもんかという意識の人がほとんどだ。

現場なども立ち入り禁止にしているメーカーも多く、人が興味を示して見に来る事を許さない。

危険だからという名目だが、本当のところは自分の家に入り込んでこられる事を毛嫌いする人が多いから。

業者が入ってきただけで、建設会社に問い合わせをして「うちの土地に勝手に入り込んでる奴がいる」なんて訴えてくる人もいるし。

自分の土地に人が入気に入らないクセに、そこに居る自分が対応せずに、建設会社に対応してもらおうという対処の仕方が、かなりウケるんだけど。

 

こんな閉鎖的な感覚の人が、一体誰に家を自慢したいのか?

そう思えて仕方がない。

友達を呼んで自慢したいのだろうが、友達は呼ばれたから来ただけ。

自分から必死に自宅に呼んで、自慢をするようだ。

わざわざ取ってつけたような事をしなきゃ、誰も来てくれない。

みんな、あんたの住んでる家なんて、どうでもいいんだよ。

 

人の家なんて、どうでもいいだろ?

自分の家だから、思い入れがあるんだろ?

じゃあ、自分のために必要な家を作ったら?

人に自慢するような家なんか、作る必要無いんだよ。