死に部屋を作っちゃう人

公開日: : 間取り

死に部屋とは?

『死に部屋』

オカルト的な言葉ではあるが、オカルトは一切関係ない。

ネットで『死に部屋』と検索すると、オカルトな感じの事故物件だと書かれている。

でも、違う。

 

死に部屋とは…

本来の機能を失った部屋という意味

 

客間が寝室になっちゃったとか、本来の目的と別になるのは死に部屋じゃない。

部屋として使えないというのが、死に部屋の特徴。

通路のようになってるとか、物置のようになってる状態。

死に部屋の例

例えば、玄関を入ったところに和室を設ける。

客間としても使えて、冬にはこたつでも置こうかな~なんて感じで設ける。

そして、その和室の奥にリビングダイニングを作る。

そのリビングダイニングには和室を通らないと入れない。

 

こういう作りの間取りは和室が死に部屋になりやすい。

客間はそもそも出番が少ない。

冬だけこたつを置くというのも季節限定の使い方。

そして、日々の生活スタイルを考えると、リビングダイニングに行くための通路という役割。

『使っていない…』という認識を、住人が持ってしまう部屋となり得るのだ。

 

和室に机と座布団を置いてある。

でも、リビングダイニングに行くには邪魔にしかならない。

邪魔だと感じた時、住人は机を端に寄せ、座布団は部屋の隅に積み上げる。

そして、完全なる快適に通れる通路としてしまう。

 

さらには、通路にしては広めなため何かを置き始める。

子供はランドセルを放り投げ、奥さんは買って来たティッシュ5箱組を置く。

それを見て注意をした旦那さんが、ゴルフバッグを床の間に置く。

少しの間置いておくと言うが、いつまで経っても置いてある。

とりあえず置いておくと言うが、毎日置かれている。

 

『いざという時は、片付ける』

こういう考えを持っているため、どうにかしようという気にもなるが、『まぁ、いいか』とほとんどの人が流す。

いざ、来客がやってくるという時には、物が溢れかえり片付ける場所が見つからない。

突然の来客には、対応する事すら出来ない。

来客を招き入れるのは、リビングダイニング。

リビングダイニングに行くためには、物置と化した通路となった和室を通すハメになる。

渡辺篤史もびっくりの汚宅探訪である。

 

この部屋機能を失っていますね。

死んだも同然です。

そう、それが『死に部屋』の由来です。

死に部屋を作りがちな人

死に部屋を作ってしまう人って、意外とたくさんいる。

どういう人が死に部屋を作ってしまうのか。

死に部屋を作ってしまう人って、決まって同じ特徴があるんです。

 

スペースを有効活用したい。

これが、死に部屋を作ってしまう人の特徴的な考え方です。

廊下や通路を無駄スペースと定義付けてしまったわけです。

『廊下を作らなければ、そのスペースは居室に出来る』

部屋が広くなるから有効的な使い方だ!という事でしょう。

 

結果として、部屋を1つ丸ごと通路にしてしまうという哀しい事に。

部屋が廊下と物置のミックス機能を備えた、ある意味機能的とも言える存在になる。

でも、客間としては壊滅的。

こたつを出そうにもエアコンあるし、こたつでみかんなんて情緒はもういいやみたいな。

死に部屋がいかに無駄か

和室を死に部屋にしてしまっている人が多いのですが、その和室はお金がかかっている事と思います。

和室をあえて設ける人というのは、こだわりますから。

こだわる事にこだわり過ぎて、人の助言が聞けない状態にもなってる人が多い。

そのせいか、死に部屋がどうしても出来てしまう。

 

冷静に考えてみろ。

二者択一だ。

  • 客間の和室6帖とLDKに行くための廊下を設ける
  • 客間の和室8帖を通らないとLDKに行けない

新築で家を建てる人というのは、自宅に友人を呼びたいとか、人がたくさん訪れて楽しい我が家なんて妄想を抱いている。

そんな妄想を抱くのは、今の自宅が人を呼べるような家じゃないからだろ。

元々、人なんか来やしないって事実を忘れている。

 

なぜ、人が来ない家なのか分かるだろうか?

『自宅が古くて小さいから~』

こんな言い訳をよく聞く。

それは、紛れもない言い訳に過ぎない。

あんた、片付けられない人なんだよ。

これに、気付かない人が多い。

けど、建設会社って実は気付いてたりする。

 

小さくても小綺麗にしている家ってのがある。

古くても、掃除が行き届いてる家ってのもある。

今、自分が住んでる自宅がどういう状態なのか。

それが、新築する時に考慮しなきゃいけない事。

家を新しくしたからって、性格まで変わるわきゃねぇだろ。

 

プライベート空間を見られたくない。

部屋を片付けられない人ってのは、こういう感覚を強く持っている。

プライベート空間と言うと、リビングダイニングだ。

日常的に、家族が入り浸るリビングダイニング。

このリビングダイニングを見られたくないという人は、必ず和室を玄関近くに設けたがる。

 

リビングダイニングを見られまいとして、和室をディフェンスとして配備したのだ。

来客がある家庭も和室を設けるのだが、来客がほとんどない家庭も和室を設けたがるのである。

来客という存在に慣れていないせいで、変な作り方しちゃうのかも知れない。

死に部屋だと気付いていない

死に部屋を作っちゃった人って、その部屋が死んでるって自覚がない。

『いざという時は使える』って思い込んじゃってるから。

死んでるのが生き返ったのは、見た事ない。

 

和室には不釣り合いな、ゴルフバッグ。

和室には不釣り合いな、パソコンも置く。

床の間には、何が入っているのかさえ分からぬ段ボール。

なんか知らんが、子供のゴムボールが物の隙間からコロコロ…。

 

お友達が遊びに来た奥さんはこう言う。

「旦那の趣味の部屋になっちゃって、もう…」

友人が訪問して来た旦那さんはこう言う。

「うち、共働きだからさぁ、嫁も忙しくって…」

なんて…。

その部屋、片付けられない病のあんたたちが希望して作った『死に部屋』ですから。

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